ギャグです。
なつき、静留、舞衣、命、奈緒でお昼ごはん。
中庭
奈緒「たまにはこうしてみんなで食べるのも悪くないかもね。あ、これ美味しい」
舞衣「でしょ?それ自信作なの」
命「仲良くするのはいいことだ。んっ!」
なつき「少々騒がし過ぎる気もするけどな」
静留「まぁまぁ。ええやないの。はい、あーん」
なつき「しないからな」
静留「いけず・・・」
舞衣「ねぇ、なつき」
なつき「なんだ?」
舞衣「花屋の前を通りかかったら中から同性の友達が出てきて青い薔薇をすすめてきました。
その友達は誰ですか?」
なつき「は?」
奈緒「何それ?心理テスト?」
舞衣「そそ」
なつき「・・・誰だろう、奈緒かな」
舞衣「え」
奈緒「なんであたしなのよ」
なつき「人に余計な買い物させて楽しんでそうだから」
奈緒「そのイメージどうにかして」
舞衣「会長さんじゃないの?」
なつき「静留はなぁ・・・単純に青い薔薇なんて薦めてこなさそうだし」
奈緒「あたしは藤乃か鴇羽かな。いや、玖我や命も有り得る・・・」
舞衣「ここにいるみんなってこと?」
奈緒「一人に絞れって言われると答えられないくらい押し付けがましい連中ばっかなのが悪いのよ」
なつき「なんだと?」
舞衣「まぁまぁ。会長さんは?」
静留「うちは珠洲城はんどす」
舞衣「えっ」
静留「『見なさい藤乃!赤い薔薇じゃなくて青い薔薇よ!』なんて嬉々として薦めてきはりそうやわぁ」
なつき「あぁ・・・目に浮かぶようだ・・・」
命「私は舞衣だ!んっ!」
奈緒「でしょうよ。これ、どういう心理テストなの?」
舞衣「えーと、すごく言いにくいんだけど・・・」
なつき「自分で訊いておいてそれはないだろう」
舞衣「だってみんな予想外の答えっていうか・・・」
奈緒「たかがお遊びでしょ?気にしないわよ。で?その薔薇を薦めてきた友達がなんなの?」
舞衣「あのね、自分が同性愛者になったときの相手、らしいよ・・・?」
なつき「なっ・・・!」
奈緒「ちょ、ちょっとアンタ訂正しなさいよ!あんたに指名されたときからなんとなく嫌な予感してたんだから!」
なつき「お前だって私の名前出しただろ!」
静留「うちなつきって言っておいて良かったわぁ」
舞衣「珠洲城さんって言ってましたよね!?」
静留「いいえ、なつきどす。なつき以外有り得まへん」
命「舞衣、どーせーあいしゃってなんだ?美味いのか?」
舞衣「食べちゃダメ」
奈緒「まぁ、玖我は藤乃に美味しくいただかれちゃってるんだろうけど」
なつき「そこにくっつけるな!っていうか食べられてないぞ!」
命「?」
舞衣「あのね、えーと、同性の人を恋人にしたい人っていうか、わかる?」
命「静留のことか!」
静留「せやねぇ、命はんはいいこやねぇ。そうそう、うちとなつきのことどす」ナデナデ
なつき「私も!?」
静留「結城はんの名前出してはってたけど、あれは何かの手違いやからねぇ」
なつき「いや、手違いっていうか・・・」
静留「あとでどういうことかちゃぁんと説明してもらいますさかい」ニコッ
なつき「仕方ないだろ!その笑顔やめろ!!」
命「じゃあ奈緒はみんなを恋人にしたいのか?」
舞衣「そ、そうそう。そういうことね」
奈緒「ちょっと!適当なこと言ってんじゃないわよ!あんた説明するの面倒になったでしょ!」
舞衣「大丈夫だって、似合うから。大丈夫」
奈緒「似合う!?」
なつき「あぁ、なんかわかる気がするな」
奈緒「おい」
静留「レズビッチ」ボソッ
奈緒「藤乃あんた覚えときなさいよ」
なつき「そういえば、舞衣は誰だったんだ?」
舞衣「私?私は詩帆ちゃん」
奈緒「実現したらとんでもない泥沼になりそうね」
なつき「やめろ、言うな・・・」
静留「ほな、うちらはこの辺で」グイッ
なつき「へっ?」
静留「言うたやろ?ちゃぁんと説明してもらうって」
なつき「ご、誤解だ!」
奈緒「ざまぁないわね」モグモグ
舞衣「行ってらっしゃい。あ、午後の授業ちゃんと出るのよ?無理だろうけど」モグモグ
命「仲良くするのはいいことだ」モグモグ
なつき「き、貴様ら・・・!!」
おわり